『アジャパー天国』
賑やかでちょっとホロリ。
いいんだよ、見慣れた顔が楽しく騒いでてくれれば。
< 恋文の代筆を副業とし、キャバレー「バン」のボーイとして働くズンさんの同僚・田所ゆきは幼い娘・みつ子を抱え、夫・稔の引き揚げを待っていた。実は夫はすでに帰国して、極道の道に入っていたのだが、彼等はそれを知らなかったのだ。 ズンさんは自分の兄・金さんと ゆき の再婚話をまとめようとしていたが、ある日、同じ貧乏アパートの住まいの浩一と恋愛中の富豪の令嬢千春が、身代金目当てのギャングたちに誘拐されてしまう…。 >< 喜劇王・斎藤寅次郎監督が伴淳三郎、花菱アチャコ、古川緑波などお馴染みの喜劇人を集結して挑んだ感動の喜劇映画。 全編にズンさん役・伴淳の軽妙な話芸が満載、「アジャパー」という流行語も生み出した。 >
「あじゃぱあ って何なんだ?」
「アジャッ と来て パアッ となる、だからアジャパーなんだ」
-【みつぐくんの悩天気辞典:あ】 --あじゃぱー《アジャパー》 往年のコメディアン伴淳三郎の昭和20年代の大ヒットギャグ。 --「アジャ」と「パー」を離してギャグるのが正当な使い方なのだとか。 --父親が使ってたのを記憶している。「あらまー(アホだねぇ)」とか、「なんてこった」とかって意味だとばかり思っていたのに、語源(?)が恋文だったとはね。 -伴淳三は清川虹子の最後の夫だった。