乱闘場面集<活弁トーキー>

活弁トーキーだから、動きがチャキチャキと目まぐるしかったりする。
古いものだから画質も良くなくて光がいきなり眩しかったりする。
…雰囲気だよ、雰囲気。

< *[チャンバラ][時代劇][活弁トーキー] 1983年/全編各40分程度/モノクロ 主演:嵐寛寿郎片岡千恵蔵阪東妻三郎大河内伝次郎 弁士:松田春翠 >
< 戦前の活劇スターの代表作から、乱闘場面を一挙に集めた傑作場面集を総力特集。 ベテラン弁士松田春翠の歯切れのいいセリフと共に、無声映画時代の剣戟スターの一挙一動が、あますところなく堪能出来る貴重な作品。 >
< チャンバラダイジェスト版。
嵐寛寿郎[1903-1980]【日本映画データベース:作品一覧】 アラカンの長三郎時代からの貴重な作品集。 「鞍馬天狗」「抱寝の長脇差」「三日月次郎吉」「百万両秘聞」「間者」「恐怖時代」「右門一番手柄」「月形半平太」「出世太閤記」「宮本武蔵」「鳴門秘帖」他24作品収録 -【マキノ・プロジェクト:嵐寛寿郎プロダクション撮影所】 --撮影所解説と、同氏の年表。 -【おきらく時代劇:◎嵐寛寿郎作品ガイド◎】 --戦前・戦後に分けられ、各作品に数行のコメントが付けれらている。 -【鷲田教授のコラム:嵐寛寿郎・豪傑系】 --《日本のゲリー・クーパーである》《アラカンは日本人で、否、人間の中で、最も男性的な生き方をした一人といっていいのではあるまいか。》 --《アラカンは、映画で稼ぎ、女で蕩尽する。家を建て、着物を買い、貯金通帳をもたせ、別れるときはそっくり女にくれてやる。アラカンは身一つ。この繰り返しであった。死ぬまでそうだった。それでめげなかった。 》 --《アラカンのモットーは、「五分の虫にも一寸の魂」つまり、有為転変を恐れず、権威におもねず、我が道をゆく、である。》 -【邦画礼賛:TOPIC:あの人たちの最期:嵐寛寿郎】 --《はじめから人生破滅型の俳優であった。》 --《アラカンの最後の13年は、40も若い、5度目とか7度目とかいわれる妻との2人暮らしで、彼が晩年、前半生とは別人のようなオカシ味のある脇役として映画やテレビに出たのも、その若い妻に少しでも金を残してやろうとする心からであったといわれるが、その妻とも、死ぬ2カ月前に離婚した。そのいきさつは、映画の上での快男児、実生活での怪男児とはおよそ縁遠いわびしさに満ちたものであった。》 -森光子とは従兄妹
片岡千恵蔵[1903-1983]【日本映画データベース:作品一覧;監督別リスト】 明朗快活な千恵藏の持ち味をたっぷりと。 「放浪三昧」国士無双」「実録忠臣蔵」「風雲天満双紙」「ごろん棒時代」「愛染地獄」「諧謔三浪士」「一心太助」「男ばやり」「国定忠治」「赤西蛎太」「快侠金忠輔」「初祝鼠小僧」他全19作品収録 -【マキノ・プロジェクト:千恵蔵映画嵯峨野撮影所】 --撮影所解説と、同氏の年表 -【f-anecs:人物:片岡千恵蔵】 --《七つの顔を持つ男》《ある時は多羅尾伴内、ある時はパイプの画家、ある時はキザな手品好きの紳士、ある時は片目の運転手、ある時は料亭の下足番、ある時は教会の神父、ある時は流れの無法者、またある時は小豆島の女教師、しかるにその実体は?....愛と真実の人、藤村大造だ!》 --金田一耕助も演じたと知り、驚いた。 -【邦画礼賛:TOPIC:あの人たちの最期:片岡千恵蔵】 --《「バカ騒ぎしなけりゃ棺桶にはいれねぇ。これから伊東へつれてゆけ」といい出した。伊東とは東映の某知人の家という意味であった。そこへ車で運ばれた千恵蔵は、憑かれたように8時間にわたって自分の人生を語ったが、そのあと20時間も昏睡状態におちた。》
阪東妻三郎[1901-1953]【日本映画データベース:作品一覧;監督別リスト】 剣戟王阪妻の端役時代からの作品集。 「雄呂血」「尊王」「乱闘の巷」「坂本竜馬」「小雀峠」「逆流」「影法師」「血染の十字架」「開化異相」「牢獄の花嫁」「赤垣源蔵」「かまいたち」「燃える富士」「阿弥陀時雨」「恋山彦」他全27作品収録 -【KyotoCULTURE:京都・映画101年史】 --東映京都撮影所阪妻プロ太泰撮影所等 -【たるたるHP『大江戸八百八帖』:時代劇:阪東妻三郎の生涯】 --作品の紹介と、私生活の紹介。その2等もあり。 --十代〜二十代前半には、三男・田村正和が似てるらしい。 -【邦画礼賛:TOPIC:あの人たちの最期:阪東妻三郎】 --《不世出のチャンバラ王》 --《松竹京都撮影所で『あばれ獅子』撮影中、付人がうちわで扇いでいると、寒い、といった。その日帰宅してから不快感を訴え、床についたきり、ふたたび起たなかった。》
大河内伝次郎[1898-1962]【日本映画データベース:作品一覧;監督別リスト】 昭和の初頭、一世を風靡した剣聖大河内の真価。 「忠次旅日記」「血煙高田馬場」「丹下左膳」「時雷火組」「興亡新選組」「新版大岡政談」「平手造酒」「謎の人形師」「仇討選手」「鼠小僧次郎吉」他。他35作品収録 -【大河内山荘の庭】 -【歴史街道ロマンへの扉】 --《34歳から死去するまでの30年間にわたり、映画出演料の大半をつぎ込み、日本伝統の美を求め、命をかけて創作したのが大河内山荘といえる。》 --京都嵐山「大河内山荘」は、風光明媚な観光名所。 -【邦画礼賛:TOPIC:あの人たちの最期:大河内伝次郎】 --《「シェイは丹下、名はシャゼン」で一世を風靡した剣劇俳優》 --《その莫大なギャラを、一生かかって京都小倉山の山荘に投入する以外、これといった道楽もなく、実生活はきわめてまじめな仏教信者であった》