『喜劇 とんかつ一代』

勢いもあるし挿入歌もある。キャストの作り出す世界観に入居者のストレス解消を託した。(何気にワーカーの興味も惹いているらしい。 *[喜劇][挿入歌あり] 1963年/94分/カラー/【goo映画(解説あらすじ+キャストスタッフ)】 >

< 上野にあるトンカツ屋・とんQの親爺・久作は、一流フランス料理屋出身の名人気質の男。恋女房の柿江と店を切り盛りする毎日だが、そこへ甥の伸一や姪の琴江らの恋愛沙汰が舞い込んでくる…。 >
< 下町の名門トンカツ屋を舞台にした風俗喜劇。 森繁をはじめ加東大介淡島千景らずらり並んだ豪華キャストそれぞれの短いストーリーを同時進行でテンポ良く見せる。 >

♪とんかつが〜 喰えなくなったら 死んでしまいたあい〜
♪とんかつの油のにじむ接吻をしようよ
By森繁久彌

< -【映画瓦版】 --《青龍軒の買収騒ぎだの何だのがいろいろと事件があって、最後はミュージカル映画みたいにみんなで歌ってハッピーエンド。楽しい映画です。》 --《ロース肉のかたまりを切り分けて熱々のとんかつを揚げるシズル感あふれる映像に、「とんかつが食べられなければ死んでしまいたい」というユーモラスな歌詞の主題歌がかぶさるオープニング。この映画を観れば、誰だってとんかつが食べたくなるはず。加東大介が箸を付けなかったとんかつを、森繁が投げ捨てるシーンは「ああ、もったいない」と思ってしまいました。腹が減っているときに観ると、胃袋がきりきりしてきます。》 --食欲増進に〓がり過ぎて、「トンカツ食わせろ」等の要望が出そうだな。 -【 珠玉の映画リスト :久しぶりに大笑いしました!! : 喜劇 とんかつ一代】 --《「これは伏線では?」と思って観ていても、あまり物語に貢献しようとはせず、せっかくのアイデア(ギャグ)を片端からうっちゃって、次から次へと新しいアイデア(ギャグ)を惜しげもなく繰り出してくるのが特徴なのだ(と私は思う)。》 -【日本男児万歳!:日本映画紹介・感想】 --《画面を観てて飽きない、クセモノだらけのキャラがなんとも楽しそうにドタバタに絡み合う、川島流乱調喜劇》 -【ORII'S WEBSITE:邦画備忘録:監督別:川島雄三】 --《中でも、三木のり平池内淳子クロレラ研究家夫婦と岡田真澄の“変な外人”が特に面白い。所々しつこいドタバタギャグもあるが、ウィットの効いた笑いに満ちている。》 -【新たけのこ雑記帖:2003/10/7】 --《コック長問題が棚上げにされたまま終わってしまうのも、この映画すごい。》 --《クロレラ気違い三木のり平のあからさまな狂気より、屠殺人山茶花究の深く秘めた狂気のほうが強烈でしたね》
-【日本映画の名匠 成瀬 巳喜男ファンのページ:成瀬以外の作品ロケ写真】上野の様々なロケ場所を紹介している。 --《シナリオは「柳よ笑わせておくれ」(川島雄三/柳沢類寿:河出書房新社)で読むことができます。》