『維新の曲』

まぁ内容は地味なんだろうが、顔見知りどころの共演ってことで。 「眠れない」昼夜逆転入居者の睡眠導入剤代わりに。 *[時代劇] 1942年/114分/モノクロ/【日本映画データベース:キャスト】 >

< 舞台は、日本でもっとも揺れ動いた幕末から明治維新にかけての激動の時代。薩長連合の誕生・大政奉還を中心にして、そこに実在した歴史上の英雄たちの姿を生き生きと描きだす。 池田屋事変から鳥羽伏見の戦いまでを描く。映画の中で中心として描かれるのは、阪東妻三郎演じる坂本龍馬と、市川右太衛門扮する桂小五郎。そこにゲスト的に、片岡千恵蔵西郷隆盛嵐寛寿郎徳川慶喜が登場する。 >
< 戦前の日本映画界隆盛期に時代劇界で活躍した4人のスーパースター、阪東妻三郎市川右太衛門片岡千恵蔵嵐寛寿郎が初めて共演した大日本映画(後の大映)第1回作品! この4大スターの共演は、この後も『かくて神風は吹く(1944)』のみ。 -公開されたのが太平洋戦争中でもあり、時代背景的に愛国的な香りが漂うものの、豪華4大スターの競演がそれをはるかに上回る魅力で楽しませてくれる記念碑的作品。 -あまのじゃく通信・映画】 --《セットもしっかりと作られているし、好感が持てる出来になっている。戦前このような完成度の映画があったことに関心させられる。》 -【cloudy moon:映画鑑賞日記 その3】 --《前述の配役みてもらえばわかると思うんですが、完全に「勝てば官軍」の映画でした。池田屋事変から始まるものの、とにかく全ては向こう側(薩長とか)がメインです。はっきり言ってむかつきます。ラストシーンも大変むかつきます》 --《映画が終わって、エンドマークが出た時、「終」の文字の上に、「国債を買いませう」と書いてあったのが面白かったです。》 -【にゃがたのぺーじ:03年の映画日記-74】 --《阪妻坂本竜馬はいかにも無責任そうでおもしろく、片岡千恵蔵西郷隆盛がどこか妙(^^;)。にしても事件をつないでいく演出はちょっともたもたして、退屈な場面もあったり。》