“こころ”シリーズ アートコンテスト

大人の塗り絵

職場の利用者さんに ぬり絵 好きな方がいらっしゃいましてね。マンダラ塗り絵がお気に入りで、コピーをしてはひねもす塗っているんです。でもサスガに毎日だからネタが尽きてね。飽きてきちゃったらしいの。
で、職員が、大人の塗り絵 河出書房新社を買ってきた。
こっちはマンダラと質が違って、アウトラインで静物画が描いてあり、リアルな彩色を楽しむもの。
大人の塗り絵 花とフルーツ編 大人の塗り絵シリーズ
例えばこういうの。

それがなんとDCゲームでもあって、今はアートコンテスト
をやってるらしい。
応募期間は2006年11月20日(月)〜2007年1月31日(水)。
塗り絵をしたら、デジカメ等で撮影したりスキャンしたりしてPCに取り込み、応募フォームへ。上位入賞者にはシャープの26V液晶テレビセガトイズホームスター」が用意されてて、入賞者には水彩色鉛筆セットがもらえるそうな。


職場にはDCなんて無いし、利用者さんにゲーム操作はムリだから、これは自分用にちょっと確保してみたい。
実際に色鉛筆で塗るのとは勝手が違うだろうけど、コタツの中だけじゃなく、電車の中や食事処ででもできるってのはイイかも。


こういうのはもう、塗り絵というよりも、彩色ですよ。
子供の頃にやってた塗り絵とは、確かに下絵が違うだけだけど、大人の塗り絵DSシリーズには鼻や果物だけじゃなくてゴッホ葛飾北斎の絵もあるし、風景もある。彩色の器材も色鉛筆・水彩・油彩が選べる。紙質まで多種に用意されてる。ミニゲームをクリアすると使える画材が増えるなんていうお遊び付き。
ゲーム機ならではの趣向ですな。
どうぶつの森と、脳を鍛えるやつがやりたくてDCが欲しかったんだけど、こういうのも出来るなら、ちょっともうこれは本格的に自分のクリスマスプレゼントにでも考えちゃおうかなと思う。


ゲームなのに料理レシピを教えてくれたり、塗り絵が出来たりするなんて、最近のゲーム機は多機能だねぇ。

報酬

籍を置いている2種の仕事の時給が同じになって思う。


自分にとっての付加価値とは何か。


ぶっちゃけ、自分がやってる撮影シゴトは素人レベルで、カメラを自分の飯の種に出来る技術も意欲もない。
勤務日数からしても、介護がメインで、撮影は片手間だ。お小遣い稼ぎと言っていい。
でも最近自覚するのは、
「どっちも好き・大事」だって事。

私としてはバイトだろうが職員だろうが、お金を頂く以上は心構えに変わりはない。
そうじゃなかったら正職員と仕事内容が同じで給料が違うところでなんてやっていかれない。格差がイヤならその仕事はしない。
頂いた額・待遇=自分の能力評価報酬 だと思ってる。



撮影シゴトが本格的なものではない現状での、相違点を挙げてみる。
使う機材や用品に対しての自己負担(持ち出し)は、母体や客側が出してくれたらラッキー程度の感覚なので、この際不問。
【同じ点】

  • お金なんて取れません」な状況が有る
    • 相手が知り合いだったりとか
    • そこまで大層な事してないとか
  • 技術・勘が勝負処
    • 高みを追求すればキリが無い レベルMaxは存在しない
    • 何処で満足とするかは相手次第・自分次第
  • チームでも単独でもできる
    • 出来ることは変わるけれど
  • 技術職であり、サービス業である
    • 個人の資質がカギ

【違う点】

  • 精神力と体力を使う割合と部分
    • 介護は直接的関与/撮影は間接的関与
    • 介護は内面/撮影は外面
  • 他のスタッフとの係わり合い度
    • 介護は情報交換/撮影は連携 
  • 仕事の個人的受注のリスク
    • 介護は不確定要素が多い/撮影は既存する予測可能事項が多い
  • 営業
    • 介護は母体が主動/撮影は個人で可能
  • 用具
    • 介護は相手に合わせる/撮影は自分に合わせる


流しのカメラマンは居ても、流しの介護人てあんまり聞かない。
個人的な撮影の報酬はギャラと呼べるけど、介護の場合は呼ぶとしたら…御礼?
そこら辺が仕事の性質の差かなと思う。
だからきっと、今私は両方を続けられているんだ。

続きを読む

久々にオファーがあって、スナップ撮ってきた。

販売無しだったから気軽で身軽。12時間だけだったし。
同行のスタッフが「≒同業者」で、移動中の車内でその話でも盛り上がれたのも良かったな。


季節がどれだったか、今年だったか去年だったか忘れたんだけど、
他のスタッフの写真展に行った時の事を話してて。
「写真見たくて呼んでもらったんだけど、モチーフが家族で。馬鹿みたいにじっくり全部見ちゃって。ぃゃぁ、ツラカッタゎw」
って、言ったらさ、
「あー、そりゃキツカッタやろ」
て。

一を話して十を把握してくれるんだよその人は。
自然体で介護の仕事が出来る人なんだ。聞き上手だしね。
ついグチを撒くし立てちゃうw
この人と話してると勉強になる。


にしても。
その人の職場、パートの時給が1200円なんですって。ステキだわ。
「ウチとこ900円ですよ」って言ったら、
「そりゃ低いな。週一くらいでこっちにも来るか?w」って。
行きてーよ。でも休みの曜日が決まってないからなぁ。・・・遠いし。


プライベートな話をしない人だったんだけど、私が常駐スタッフから外れたからか、色んなこと話してくれて。
実は結婚してるんゃ。ってのには正直驚いたけど、そっか、だから根無し草だったのに正社員になったんだね。
「キミはせぇへんの」
  「しません。めんどうだから」
「まぁ確かに面倒やけど」
歳が4つしか違わないって知って、さらに驚いたな。
確かに見た目は若いんだけど、10くらい違うかと思ってたから。


また一緒に組めるといいなぁ。

夏祭り

葬儀屋からテントを借り、雨天決行予定のもと、開催されました夏祭り。

会場は駐車場
用意された出店は
・焼き鳥
お好み焼
・焼きそば
・カキ氷(スタッフの自宅からの持ち寄り)
・ヨーヨー釣り
・駄菓子
・飲み物
綿菓子も企画したんですけど、買った綿菓子器が小さすぎたのか綿にならなかったんです。
全て100円。利用者さんには無料の綴り券が配られ、縁日の雰囲気作りが成されました。


行事の日の常として、当日、夜勤の入り以外のシフトにあるスタッフには出動要請がかかります。夜勤明けのスタッフもイベント終了までは残ることが多いです。
勿論強制ではありませんが、多忙を承知しているために協力するスタッフが殆どです。
一応残業や出勤扱いになりますが、自己申告です。


出店の番はスタッフと、その家族が担当し、近隣の太鼓連と利用者さんの友人(ハーモニカ)がボランティア出演して下さいました。
そしてスタッフも踊ります。

一人ぼっちになっている利用者さんが居ないように。
食べ過ぎ、食べなさ過ぎではないように。
アルコールも入りますから、足元には要注意。
外での疲れが顕著な利用者さんや、ご家族と寛ぎたい方々はリビングを使って頂いて、スタッフは各所を走り回るわけです。
勿論、自分達のお腹のご機嫌も取りながら。

希望としては、もっと近所の住人にも御参加頂いて、利用者さんたちが好きな子供を集めたかったんですけど、他の場所でも地域の祭りが開催されていましたし、時間も真昼間というクソ暑い時間帯だったこともあり、あまり集客はありませんでした。
でも一応、「なんとなく夏祭り」な気分は味わっていただけたのではないかと。

盆踊りもしたかったんですけど、おやつ時には利用者さんたちの疲れもピークで、残念ながら見送りとなりました。

ホーム近くの学校で、盆踊りがあったんですけど、盛り上がり始める19時頃ってのは皆さん就寝時刻なんですよ。
皆さん早いのよ寝るのが。行くにしても同行できるスタッフも居ないしね。

この辺は、来年の課題ですな。

七夕

我が家の隅に、竹が生えます。
そんなに広くないから、5本くらい。
これが、放っておくと家を土台から壊しかねない勢いで伸びるんです。
特養に居た時、相談員さん達が車で来てくれて、切って運んで使って下さいました。

今は職場が家から歩いて数分ですから、
自分で運べます
肩に担いでゆさゆさ揺すりながら、持って行きました。

短冊書いたり、飾り作ったり。それを思い出話を織り交ぜつつ日常として出来るって素敵。


ホームには、なんと直属の大工さんがいらっしゃいます。
看板とか棚とか花壇とか小物とかを一手に引き受けて下さる、心強い方。ホーム長のお知り合いなんだそうです。

で、その方が今回作って下さったのは
パンパカパーン♪

流しそうめん装置ーーーーーーーーー♪
モノホンの竹を縦に割って節を抜き乾かしておいたものを繋げ、途中にはH型の支え台まで。まるで専門店みたいな出来栄えです。

そうめんを茹でるカウンターから、食堂たるリビングを、2本の竹が若干の傾斜を持って縦断し、その2本に垂直に横たわる竹が「取り残し」を受ける形。
竹の下にテーブルを、両側に椅子を設けて、流れてくるそうめんを箸で停めて召し上がって頂くんです。
床にはビニールシートを敷き詰めました。

そうめんを流す水はどうしたのかって?
外からホースで引っ張って来たんですよ。水量や水流の加減の試行錯誤で2時間くらいかかりました。

利用者さんが麺を取れるかどうか。
装置に手を掛け倒してしまわれないか。
理解していただけるかどうか。
懸念は多々ありましたが全て杞憂に終わりました。

自分では取れなくても、流れてくるそうめんに目をキラキラ。
取り損なって悔しがる。
箸やフォークではもどかしくてついつい手が出る。
テーブルの上の副食を竹に流してみる。
ぃゃもう大騒ぎ。

まさか、ホーム内で流しそうめんが出来るなんてね。
そしてそれを楽しめるなんてね。
感動ですよ。

トイレに行くために、竹を越えなくてはならない利用者さん達が、どうしてくれたと思います?

くぐってくれたんです。竹の下を。四つ這いになって。
普段は歩くのさえめんどくさがる利用者さんが。車椅子の利用者さんが。
皆さんニコニコしてね。「いいよいいよ」「大丈夫だよ行かれるよ」って。
歓声が上がりましたねスタッフから。


行事の力って素晴らしい。
その行事が出来る環境って素晴らしい。
グループホーム万歳。

父の日

なんとワタクシも行事担当でしたの。
母の日が盛大だったので、それより見劣りするわけには行かない。
男性利用者さんにも失礼だし。

ってことでぇ。
昼食を何にしようか、大変だったんですよ決めるの。


先ずはカードの話。
男性は各階3人なんです。だから3枚作るわけ。
中身は母の日同様、他のスタッフさんが考えてくれるから、私は台紙を作る事に。

・ナニゲにカード材料費は自腹なので、あんまし費用を掛けたくない。
・該当利用者さんは、カードを開いて、中身を読んで、「わー♪」って言って頂けるようなクリアさに欠ける。
・貰った直後から、「これ何?」と言われるのは切ない。
・パッと見で、「なんかのお祝いだ」もしくは、「これは自分のだ」と認識して頂きたい。

てことで、
・厚紙を家の中から見付けだした。
・100円ショップ行ってハンカチを一枚買った。
・それを4つ折にして4枚に切り分けた。
・その布で包めるくらいの大きさに厚紙切った。
・布の上に紙を乗せて、縁を巻いた。
額みたいにしたわけです。写真は撮ってないです。
大きさは丁度L版の写真くらい。葉書よりも若干小さめ。

これなら、タンスや台の上に置いたり、壁に貼ったり出来るかなと。いつでも見ていただけて、なんとなく思い出していただけるかなと。
たまたま3人中2人は「お気に入りの写真」をお持ちだったのでね、中身担当のスタッフさんは、それを張り込んでコメント書いて使って下さいました。
手前味噌ですが、悪くない見栄えでしたよ。


でもって、問題は食事で。
お好み焼きやたこ焼、焼きそばを作って、鉄板焼きパーティにしようかって話をしてたんですけど、ホーム長から
「それだと炭水化物が多すぎる」
という意見を頂きまして。
「なんなら出張寿司屋頼んでも良いよ?」

・・・ホーム長 太っ腹

吸い物と酢の物、天ぷらをこちらで用意して、なんとか母の日に負けない豪華な食卓が出来上がりました。

この出前寿司屋さんがありがたくてね。
「刻み」「極刻み」「嗜好の偏り」にもきちんと対応して下さったんですよ。
個人的特注(笑)な利用者さん用には寿司桶を使用し、あとは台の上にハランの葉を敷いてそこにどんどん並べていくの。
で、好きなものを取って頂く。
もうね、エビばっか食べてるとか、ネタだけ剥がして寿司飯は食べないとか、ワサビだけ食べちゃって大騒ぎとか、
何でもありの大盛況でした。

勿論、数人は長く座っていられなくて途中でリタイアしたり、椅子の下に水溜りが出来ちゃったり、そんな御愛嬌もありましたけど。


誰のための日とか、何のための料理とか、そんなのは割とどうでもいいんです。
楽しかった。
美味しかった。
そう思って頂けたなら。
それで充分以上じゃないかなと。