ひな祭りにあたり

自宅の雛壇を持ってって、飾らせていただいたんですよ。
10年ぶりといっても過言ではないかもしれない。
母親の作ってくれた木目込み人形7段飾り。
お内裏様だけは父親が作ったんですって。
美談でしょ?(笑)

ひな壇上3段.

段棚を組み立ててから、入居者さんと一緒に人形だの御道具だのを出して。
それぞれの思い出話をしたり聞いたりして。
何をどこに飾るかで意見が割れたりするのも一興で。地域差があるのかもね。

2階の入居者さんが見にいらしたり。
思い切って飾らせていただいて良かった。かな。


実はさ、多趣味で物作りもお好きなHさんが、
「お友達に教えてもらったの」と折り紙で作ったメインの夫婦雛を3組と、
「ここに来る時に持ってきたの」な3段飾りが織り込まれたタペストリーを飾ってくださってたのね。
だから「…ここに雛壇持ってきちゃったらマズイかなぁ。」と気にしてたんです。
別の場所に置こうか。とかね。
Hさん、とってもプライド高いんだもの。
でも他のワーカーさん達が、「せっかくだから」って言って下さって。
Hさんには、「古くてお恥ずかしいんだけど、私のも混ぜてやって下さい」って伝えてさ。
で、こんな感じになりました。
ひな壇inホーム



ほんとはね、せっかく開所して初めてのひな祭りだし、入居者さんみんなで人形を作ったらどうかなと思ってたの。
紙粘土か何かで、数年は持ちそうなものを。
まだまだ皆さん手先も動くしね。お雛様・お内裏様・三人官女・五人囃子は一人ずつ。これで10人。
色塗りか着物着せだけしか出来ない方もいらっしゃるだろうけど、その辺はワーカーや他の入居者さんと共同作業でさ。
企画としては面白いかなって。

でも、作り方を確立する時間も、作り上げる時間も無いねって事で立ち消えになっちゃったんだ。

来年は作りたいなぁ。