【音楽療法】4月

連絡を頂き、歌詞表書きに行ってきた。
相談員も替わり、行き辛く感じていたので、呼んでいただけたのは光栄だった。

今回の選曲は、ホームでは耳馴染みの曲が多い。
好みを研究されているらしい。

どの曲でかは不明だが、ベルも使う模様。

・朧月夜
♪菜の花畑に入日うすれ〜
(おぼろの淡さに春を映す歌)

・みかんの花咲く丘
♪みかんの花が咲いている〜
(海に浮かぶ舟に思いを馳せる歌)

金色夜叉
♪熱海の海岸散歩する 貫一お宮の二人連れ
(自分の洋行代の工面の為として、玉の輿に乗られちゃった恋人を嘆く歌)
歌好き入居者の「湯島の白梅」に並ぶ十八番

・かごの鳥
♪逢いたさ見たさに怖さを忘れ 暗い夜道をただ一人
(世間を気にする箱入り娘と逢いたさ募る青年の掛け合い恋歌)
ディルームでは「出るに出られぬ籠の鳥」の一節を連呼されるため、ワーカーには耳が痛い一曲。

・ソーラン節
♪ェィ ヤーレンソーラン〜沖のかもめに潮時問えば〜
(海の男の労働歌)←違う?
「炭坑節」と共に、ノリが良いため自然と手拍子が起こる。

上を向いて歩こう
上を向いて歩こう涙がこぼれないように〜
(一人ぼっちの夜、思い出に切なくなる歌)
冬の日の事は思い出さないらしい。さすがに涙がこぼれちゃうからかな。…冬に思い出してるからか?ってことは、これは冬の歌なんじゃ?

・鯉のぼり
♪いらかの波と雲の波
(爽やかな空に悠然と泳ぐ鯉のぼりに男児の将来を馳せる歌)
大正2年からの掲載とあって、言葉がイカメシイ。

・夕焼け小焼け
♪夕焼け小焼けの赤とんぼ
(夕暮れに郷愁を偲ぶ歌)
…今時分、トンボはまだヤゴだろ。

書くにあたって、ネットで歌詞を検索するんだが、つらつらと歌詞を眺めるに古い(?)日本の歌ってのは季節感や情緒を豊かに含んでいるのだな。と感じた。