『暗夜行路』

難解で、入居者受けは不明だし、睡眠薬代わりにもキケンな重さの内容だが、図書館の名作棚よろしく「まずは置いとけ」って事で。 ストックしておいて損は無い物だろうし、デイサービスその他に貸し出してもいいし。 *[定番][人情] 1959年/モノクロ/【goo映画(解説あらすじ+キャストスタッフ)】 >

< 母と祖父の子として生まれた時任謙作が、従兄弟と妻の過ちを知るが、苦悩の果てに許すまでを描く。 不義の出生や妻の不貞に苦悩する男の葛藤が描かれる。 >
< 近代日本文学史上に燦然と輝く志賀直哉の「暗夜行路」を、文学作品の映画化で名高い豊田四郎監督がオールスターキャストで映画化した名作。 -【均一小僧の古本購入日誌:2002/11/21】 --《わりあい原作に忠実な展開》 --《映画を見てわかったのは、この長篇を筋だけ追って映像にすると、異様な印象を受けるということだ。(中略)小説として読むとわかるのだが、映画ではだめだ。なぜ、主人公があんなに不機嫌なのか。それが異様に映像ではみえる。》
-山本富士子が映画界を追放された原因となった、イワクつきの映画でもある。