『鞍馬天狗』<活弁トーキー>

鞍馬天狗シリーズの中で、これぞ入居者向けってんではなく、たまたま録ってるわけですが。 「近藤勇って、誰だっけ?」とか言われても、気にしない。いいんだよ、主役は黒頭巾なんだから。 *[チャンバラ][時代劇][活弁トーキー] 1928年/75分/モノクロ(着色あり) >

松田春翠:弁士
嵐寛寿郎鞍馬天狗
嵐桂一:杉作
中村竹三郎:桂小五郎
秋吉薫:佐々木唯三郎
山本礼三郎:近藤勇
嵐徳昇/嵐橘右衛門/市川小文治/尾上松緑/生駒栄子/小林勝/木村政治/尾上多摩蔵/五味国枝

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< 時は幕末。騒乱が続く京の街。 勤皇の志に燃える鞍馬天狗は幕府方に捕らわれてしまった。 杉作と桂小五郎によって大阪城の水牢から救い出された鞍馬天狗は、宿命の敵である剣豪・佐々木唯三郎や近藤勇と死闘を繰り広げる…。 >
< アラカンこと嵐寛寿郎の当たり役で、全40作品も製作された大ヒットシリーズの第4作。独立プロダクション第一作目。若きアラカン颯爽登場痛快篇。 シーン毎に着色に趣向が見られる。 -マキノ映画の看板スター・嵐長三郎として3作目まではマキノで撮っていたが、マキノを脱退、名前も嵐寛寿郎にあらためて独立プロを設立、その第1回作品にあたる。 -原作は大仏次郎 --切手にもなった→『20世紀デザイン切手シリーズ第5集郵便切手
-【邦画礼賛:TOPIC:あの人たちの最期:嵐寛寿郎】 --《アラカンの『鞍馬天狗』は、昭和2年、24歳のときの「鞍馬天狗異聞・角兵衛獅子」にはじまり、昭和31年、53歳のときの「疾風!鞍馬天狗」に終わった。その数40本。原作者の大佛次郎はチャンバラばかりやるアラカン鞍馬天狗に大不満であったが、しかしアラカン以外の俳優による鞍馬天狗はすべて成功しなかった。》