何かとんでもないポカをしてないといいが

入り当初から気合が入らず、乗らないに任せて かーなーりの手抜きをして一通り就寝介助が落ち着く。
眠いのではなく、妙に体が重い。イケマセンネ。
なんだか時間の流れが今までのどれとも違う。
今までなら、結局どこかでエンジンがかかるんだが、のぺーっと燃焼不良。黒いガスが充満しており環境にはヤサシクない感じ。
だらだら と云うよりは もたらもたらとフロアを歩き回る。

不眠が居たり、起き出しがあったり、失敗失禁があったりと、記録上では何ら変わり映えのしない夜勤だったんだが。
驚く事にとうとう起床介助までエンジンがかかった自覚無し。
時間が経つのが遅いとも早いとも感じず、今までに無いタイミングで「あぁ、もうこんな時間だ」と ぼやーっと思ったりする。
どうしたことだ。
自分自身が不穏かと云ったら、必ずしもそうではなく。深海ってこんな感じかも。と漠然と感じたりする。

そんなこんなで、とうとう早番が来てしまう。
いつもなら、その時間帯はスーパーハイテンションなのだが、ぬぼーっとしたまま。
夜勤帯と殆ど変わらぬテンションで、ここまでいい加減な仕事振りだった事は無かったな。
食事介助後も排泄介助も のたのたやってたから申し送りに遅刻。しかも残務有り。
どーしょもねーなぁ。

勤務時間が終わっても一人別世界。
頭は動か無ぇし体は重いし視野は狭いし聴覚は鈍い。周囲の声もテレビから流れているかの様。
やるべき事や指示には反応するんだけど、どうもモードが違う。
うーむ。何故だろう。皆目見当が付かない。理由不明・自身の状況把握が全く不可ってのもまた夜勤では無かった事。

んで更に。
いつもなら、勤務時間後から輪をかけて「お前、夜勤で仕事して無いだろ」って程 疲れが吹っ飛び、元気一杯になるのだが、今度は明らかに眠気で体感不調。
着替えようとロッカールームにしゃがんだら動けなくなった。
うわ。
“帰るための力を取り戻す充電”仮眠を取ったのは初めて。
30分程休憩室で横になる。

どうにもオカシイとナベ氏に話したところ、
「夜勤中に仕事してないから疲れたんじゃ無ぇの」と冗談混じりに言われた。
…文章前半の否定はしません。つー事は、そういう事なのかも。でも仕事中もこんなんだったよ。うむぅ。

何時までも職場にいるわけにも行かず、これまた珍しく帰りたかったので家路に着く。
公共交通機関内での居眠りも、職場での仮眠と感覚は変わらず。
眠ってるはずなんだが体の神経は動いている。
家に着いたら酒飲んで寝ちまおうと思ってたんだが家の中でも“異夜勤”モード継続中。
横になっても落ち着かず起き上がってしまい、かといって何かするでもなく。
どうしたことだ。もう20時を回ってるって云うのに。