自分の首を絞めてみる(^_^;)

先だって書いた、お持ち帰り損ねた入居者A氏。
もうすっかり顔を覚えられてしまい、休み明けに行くと「お休みだったの?人間、働けるうちに働かなきゃダメよ」と説教を喰らってしまいます。

そして不運な(?)事に。6月から自分が居室担当になるのです。ケアプランを立てるわけですな。
驚く無かれ、A氏の介護度は3でごさいました。ほんとかよ。
精神的負担を重視してくれるケアマネさんで良かったな、おい。

まだら痴呆であり、理解している部分とスコンと抜けてる部分がフクザツに混在し、更にはそれらが出たり入ったり入れ替わったりしている。
メンタル面で難しく、把握が非常に困難なタイプ。
一日中泣き暮らす事もある。そういう時には何言ってもムダ。キッと顔を上げ、「いいんです。もう、構わないで。私は死ぬ為にここに入れられたんだから」と、毅然たる態度で居室へこもる。
「天の岩戸が閉まっちゃったよ」とワーカーお手上げ。
でもトイレと食事には出てきてくれるからありがたいけれど。
そこは人生で染み込んだ“迷惑掛けちゃいけない”指令が発動するらしい。
“私は一人で出来る”ってプライドも助かります。…そういう時はね。まぁ両羽の刃だけどね。

ここの職場はケアプラン見直しは通常3ヶ月毎。
だけどそれじゃぁ当人の状態の変化に追いつかない。というよりワーカーの対応が追いつかないんですな。
「ある程度、落ち着くまでの3ヶ月間くらいは、介護職の関与する部分の見直しを一ヵ月毎にしていただきたいんです」。
良くぞ言ったとナベ氏。

……言っちゃったなぁ。