事無きを得る

久しぶりに一杯いっぱいの夜勤だった。合間にメールを打って泣き言を云う余裕も無かった。事故があったわけでもなく、熱発者が居たわけでもなく、自分以外は比較的平穏だったのだが。
自分が安定していないものだから、他人の動向に敏感な入居者が落ち着くはずも無く、下手に接触できない。拒絶を受けてしまい不穏にさせるのが落ちだからだ。
まず自分を宥め、その隙に仕事をする。
結局あっぷあっぷのまま夜が開け、忙しさにまぎれて勤務時間終了。いやぁしんどかった。

帰路、初めて最寄の地下街をふらふらする。喉も渇いたし少々眠いし、献血をして行こうと思ったら薬を飲んでる人は不可との事。ちぇ。風邪なんか引くもんじゃないな。

イベントスペースがピンク色。世間はバレンタインデー期間でありましたな。
昼休みの時間帯は過ぎていると思われるのにお姉さんたちが賑やかに集っている。特別休憩があるんだろうか。
2件ほど気に入りの店を見つける。されど入り組んだ地下街。方向感覚と名前の記憶保持に不自由な自分。また訪れることが出来るかは不明。

モヤ付きが解消不充分なまま家に着く。
会う予定だった兄と睡眠周期が合わず話が頓挫。半睡状態で電話をしたが詳細は記憶に無い。愚痴言い放題をした予感に熟考を放棄。まぁいつもの事なんだが。