家族の対応に個人用カスタマイズを学ぶ
ありがたいことに、うちのGHは結構ご家族の面会がありましてね。
何某かの病気になる→入院→治療後認知症発覚→入所
な入居者さんが多いんですけど、
自宅介護→環境の変化等により入所
な入居者さんも居らして。
このケースの場合は特に、該当入居者さんに対する御家族の対応がとても参考になるんですよ。
水分を取らない。トイレに行かない。入浴に拒否がある。
この理由を垣間見られるんです。
「本当は一緒に住みたい」場合は特にね。
声掛けに学ぶものが多い。
端的に言えば、乗せ方がウマい。ツボを心得ていらっしゃるんですな。
「これ言っちゃってオッケーなんだ!」と驚いたり。
例えば、
水分を取らないSさんに対し、娘さんのアドバイス。
「飲まないと又脱水症状になって、病院で点滴しないとならなくなるよ?イヤでしょ?」
Sさんは不穏になりやすくて、“NGワード”が多いんです。
「そんなことしたら死んじゃう」が口癖。
かといって、「死んだら困る?」と尋ねると返答が無いんですけどね。
薬嫌いだし。故に、粉薬処方でヨーグルトに混ぜてデザートとしてます。
そんなSさんなんで、“脱水症状”“病院で点滴”が拒絶反応無く受け入れられるなんて意外だった。
もちろん、御家族の言葉だから。ってのも大きいと思いますので、ワーカーが安易に使える言葉では無いですけど。
でも、「あー、やっぱ家でも脱水起こしてたんだ」って情報は得られる。
「娘さん、○○って仰ってたでしょ」も状況によっては使える。
Sさん、記憶期間が長いんです。
御家族の言葉や対応方法(受け流す範囲とか)は、その個人用にカスタマイズされてるんじゃないかなと。
“認知症が出たら別人”ではありますけど、根底にあるものはある程度残ってる場合も多い。
御家族の言葉で御当人がどんな反応をするか。
これってケアカンファにとても参考になると思うんです。
ので、最近はちょっと今まで以上に気にするようにしてます。