面接に行ってきた

家から歩いて5分足らずのグループホーム
施設長が同い年だった。
建設プランから立ち上げもやったそうだ。頼もしい。
資格の有無を尋ねられ、前職場では取らずに辞めた事(ホームヘルパーの資格すら、申請せずに居る有様だし)。取る意思もない事を告げると、
「意識と知識を高めるためにも、資格は取った方がいいですよ」と。
確かにその通りです。

親の死後、「介護」がどうしても「仕事」として認識できず、後悔・自責が昇華できずに前の職場を辞めた事も、
未だに言葉がすぐ出てこない事がある事も、
介護職に戻るにあたっての不安が全く無くなったわけではない事も、全部話してきた。
吉と出るか凶と出るか。賭けだった。でも隠しちゃいけない事だと思ったから。

勤務帯は3つ(夜勤含む)・非常勤・時給900円からのスタート。
(「経験者」のランク認定をしていただけた)
勤務状態に応じて、持久アップ→社員昇格 もあるんだそうな。
受かるといいなー。

明るくノンビリしてあったかい感じのとこでした。
起床も就寝も排泄も、ギチギチに決まっておらず、食事時間も知らせはするが、食べる時間は入居者任せ。
二階建てで、各階9名。一階には徘徊時要注意者が集まっているけれど、概ね出入り自由。
一人でコンビニに買い物へ行く人も居るとか。
痴呆レベルは要介護1〜4。だが、レベルダウンしている入居者は居らず、全員がステイかアップだそうな。(まぁ、開所してから半年経ってないけどね。アップが居るってのは凄い)

介護より支援が基本。「手を出さない事で、逆に精神的に辛いかもしれません」との事。
動物や音楽の療法は行っていないけれど、
お習字の先生が来てくれたり、週一で美容室出張があったり、勿論医師の回診があったり、中々に豊富なアイテムが揃っている。

「レクは有りますか?」
「集団レクって言うのは、ある程度レベルが落ちた人達じゃないと出来ないんです。皆さんそれぞれに趣味や主張が違うので。完全な個別対応だと思って下さい。」
但し、節分やら雛祭りやら、月毎のイベントは有るそうな。

共用フロアに座ってた人も、穏やかな表情してた。
歩行練習してた人も、楽しそうだった。
ワーカー同士も仲良さそう。
ボラでもいい。
私、ここに居てみたい。そう思った。